捻ってしまった時には
捻った時には二種類の捻り方があります。よく起こるのが内反捻挫です。内反捻挫は足首が内側に捻ってしまった状態で、足の関節を固定している外側の靱帯が傷ついてしまいます。靱帯は関節を安定させるための組織であり、伸ばれてしまうと元に戻らないと言われています。
捻ってしまった場合、以下のような対処が効果的です。
- アイシングを行う: 捻った場所を冷やすことで炎症を軽減し、腫れや痛みを和らげます。アイスパックや冷水で数十分間冷やすと良いでしょう。
- 安静にする: 捻った箇所を動かさず、可能な限り安静にします。筋肉や靱帯が傷ついている可能性が高いため、無理な負荷をかけないようにします。
- 足を上げる: 安静にしている間は、少し足を上げると血液の循環が促進され、腫れを軽減する助けになります。
捻挫は怪我ですので、自己判断で対処するのではなく、医師や専門家の診断を受けることが重要です。特に外反捻挫の場合は、内反捻挫よりも重篤な状態になりやすいため、早めに病院や接骨院を受診することをおすすめします。
捻った後、一週間後からは動かすようにしましょう
アイシングや安静にする期間は一般的に2〜3日間ですが、その後は安静にしつつも温めることが推奨される場合があります。
なぜなら、怪我によって組織の出血が起こりやすいのは怪我直後から約1日目から3日目の間です。この期間が過ぎると出血は治まり、怪我の治癒が始まります。
治癒の過程では、温めることで血液循環が促進され、治癒に関わる細胞が怪我をした部位により効果的に到達しやすくなります。
ただし、まだ完全に治癒していないため、温める際には依然として怪我した部位を安静に保ちながら、足の指や脛、ふくらはぎを軽く動かすようにしていきましょう。このような動作によって筋肉や関節の可動性を保つことができます。
ただし、個々のケースによって状況は異なるため、医師や専門家の指示に従うことが最も重要です。怪我の状態や治療方法については、専門家のアドバイスを受けながら適切なケアを行うようにしましょう。
内反捻挫の場合、数日経ったら固定を緩めて動かすようにすることが一般的です。安静にしすぎると周囲の筋肉が弱くなり、関節の安定性が低下する可能性があるためです。
ただし、腫れが強く出ていたり、痛みが強い場合は別です。このような場合は、痛みが収まるまで安静にしている方が良いです。ただし、痛みが軽減してきたら、痛みの出ない範囲で動かしていくようにしましょう。
重要なのは、個々の状況に応じて様子を見ながら行動することです。捻挫後に腫れがすぐに出たり、痛みが強い場合は、内反捻挫だけでなく骨折の可能性もあるため、速やかに医療機関を受診する必要があります。
ですので、捻挫後の対処は一概には言えず、個別の状況や症状に応じて適切な行動を取る必要があります。
大場接骨院では
捻挫の際には以下のような施術を行います。
- 問診: 腫れや動作での痛み、捻った時刻などの情報を詳しく聞き取ります。
- 施術: 骨折の疑いがない場合、施術を行います。まず、痛みのある箇所をアイシングして炎症を抑えます。その後、超音波治療器を使用して炎症を緩和していきます。
- 筋肉のほぐし: 痛みによって緊張した脛やふくらはぎの筋肉をほぐします。これにより、関節の安定化や血液循環の促進が図られます。
- テーピング: 怪我をした関節を安定させるために、テーピングを行います。これにより、関節の動きを制限し、安静に保つことができます。
- 安静: 怪我をした日から数日間は、施術後に自宅では少し足を上げた状態で安静にしてもらいます。
通常、2〜3日間は超音波治療とテーピングによる炎症の抑制を中心に施術を行います。
もし捻挫後に痛みが残っている場合は、ぜひ大場接骨院を訪れてください。