頸椎椎間板ヘルニアとは
頸椎椎間板ヘルニアは、頸椎(首の骨)の椎間板が損傷し、内部の柔らかい組織が椎間板から飛び出してしまう状態を指します。以下に、頸椎椎間板ヘルニアに気を付けるべき行動と症状の説明を簡潔にまとめます。
気を付けるべき行動:
- 首の動きに注意: 突然の急な動きや頭を極端に後ろに反らせる動作を避けましょう。首の負担を軽減するために、ゆっくりとした動作や適度な首のサポートを心掛けましょう。
- 適切な姿勢を保つ: 良い姿勢を維持することが重要です。デスクワークや長時間の座り仕事をする場合は、背中を支える適切な椅子やデスクのセットアップを用意しましょう。
- 適度な運動を行う: 首と肩の筋肉を強化する軽度なストレッチや筋力トレーニングを行うことで、頸椎の負担を軽減できます。ただし、激しい運動や無理な姿勢を避けましょう。
頸椎椎間板ヘルニアの症状:
- 首や肩、腕の痛みや痺れ: 頸椎の椎間板が圧迫されることで、首から腕にかけて痛みや痺れが生じることがあります。
- 特定の動作の困難: 首を上に向けたり、斜め上を向く動作をすると痛みや痺れが増すことがあります。
- 手の力の低下や感覚の鈍化: 頸椎の椎間板ヘルニアが神経を圧迫することで、手の力が入りにくくなったり、感覚が鈍くなることがあります。
頸椎椎間板ヘルニアの痛みや痺れは、椎間板の損傷によって内部の組織が周囲の神経に圧迫をかけるため起こります。この圧迫により神経の伝達が妨げられ、痛みや痺れが発生します。
頸椎椎間板ヘルニアで痛み痺れが出る原因は
頸椎椎間板ヘルニアによる痛みや痺れの原因は、頸椎の椎間板と呼ばれる骨と骨の間にある組織が飛び出して神経を圧迫することです。
この圧迫により、神経が刺激され続けるために痛みや痺れが生じます。
顔を上に向けたり斜め上を向くと、飛び出した組織が骨と骨の間により強く圧迫され、痛みや痺れが強くなるのです。
なぜ組織が飛び出してしまうのかという原因は、骨と骨の間にある組織が緩衝材の役割を果たしているためです。
姿勢が悪い、猫背やストレートネックである、重い物を持ち上げるなどの咄嗟の負荷がかかると、この組織の一部が壊れてしまいます。
その結果、髄核と呼ばれる組織が外に飛び出てしまいます。
このように骨と骨の緩衝材が耐えきれずに外に飛び出てしまうことから、この緩衝材にかかる圧力を減らすか除去する必要があります。
これには、頸椎カラーなどを使用して首を安静にすることや、牽引や運動療法を行って首にかかる負荷を軽減することが含まれます。
これらの対策を行うことで、外に飛び出ている組織を徐々に元の位置に戻す環境を作る必要があります。
やらない方が良い事
頸椎椎間板ヘルニアでは、骨と骨の緩衝材の役割をしている組織の中が外に飛び出してしまっている状態です。
そして近くにある神経を圧迫する事で、首から肩、腕の痛みや痺れになります。
組織の中が外に飛び出す力を強くしてしまうような行動が、やってはいけない事になります。
症状として強く出る、上を向く事や斜め上を向く事です。
また重い物を持ち上げる際にも普段と同じような持ち方をせずに、持ち上げる物を身体に密着させるような状態で持つようにします。
これは物を持ち上げようとする際に、力を入れる時に首にも力が入りそのまま首回りの筋肉も緊張させてしまいます。
この時にまた骨と骨の間にも圧力が強くかかってしまい、痺れや痛みに繋がりやすくなってしまいます。
首に力が入る状態、上を向くなどの骨と骨の間を狭くする行動によって神経に刺激が入りやすくなると頸椎椎間板ヘルニアの症状が酷くなってしまいます。
大場接骨院では
頸椎椎間板ヘルニアの疑いがある場合、まずは整形外科を受診することを強くお勧めします。
整形外科の医師は適切な診断と治療を提供してくれます。
当院では、ヘルニアによる症状の悪化を抑えるために、周囲の筋肉の緊張や姿勢の改善に焦点を当てた施術を行っています。
姿勢の改善や筋肉の緊張緩和により、骨と骨の間にかかる圧力を軽減することで、痛みや痺れの緩和につながります。
ただし、施術だけで根本的な骨と骨の間に飛び出した組織を取り除くことはできません。
ですが、継続的な施術によって姿勢の改善を促し、ヘルニアによる症状を緩和していくことが可能です。
もし痛みや痺れが続いており、病院での治療だけでは改善が見られない場合は、ぜひ大場接骨院にご相談・ご来院ください。