初めに
【バックスイング時の腕の痛みについて】
もしバックスイング中に腕が痛くなる場合、まずは次の方法で対処してみましょう。
- 三角筋のストレッチ: バックスイング時に腕を横に動かす際に三角筋が緊張しやすいです。痛みがある場合は、三角筋をやさしくストレッチしてみてください。
- 上腕三頭筋のストレッチ: 腕を後ろに伸ばす動作で痛みがある場合は、上腕三頭筋の緊張が関与している可能性があります。上腕三頭筋をゆっくりとストレッチしてみましょう。
痛みの原因は他にもありますので、以下にも注意が必要です。
- 筋肉の硬さ: 三角筋や上腕三頭筋が硬くなっている場合、ストレッチだけでは改善しづらいことがあります。このような場合は、専門の接骨院や整骨院で施術を受けることを検討してください。
腕の痛みを軽減するために、これらの方法を試してみてください。しかし、痛みが長引く場合や症状がひどい場合には、専門家の意見を求めることをおすすめします。ご自身の健康を最優先に考えてください。
原因は?
ゴルフのバックスイング中に、腕の横や後ろに痛みが生じる原因はいくつか考えられます。これには以下のような要因が影響している可能性があります。
- 肩甲骨周辺の筋肉の影響と肩の緊張: バックスイング時に、肩甲骨に連結する筋肉が緊張している場合、または肩周辺の筋肉が過剰に緊張してしまう場合があります。これによって、肩甲骨を通る橈骨神経に影響が及び、腕の痛みが引き起こされる可能性があります。
- 身体の捻りの不足: バックスイング時に、適切な身体の捻りが難しい場合、腕や肩に余分な力がかかることがあります。この余分な負担によって痛みが生じることがあります。
神経の影響についても考慮する必要があります。
坐骨神経痛のように、神経が特定の領域を支配し、その通路に問題が生じることで痛みやしびれが起こることがあります。例えば、坐骨神経は骨盤からお尻、太ももの後ろを通る神経で、その通路に梨状筋というお尻の奥に位置する筋肉が影響を及ぼすことで問題が生じることがあります。
同様に、橈骨神経も腕の後ろから横にかけて通っています。したがって、バックスイングの際に肩甲骨や周辺の筋肉の緊張が神経に影響を及ぼし、腕の痛みを引き起こす可能性があります。
橈骨神経の影響
ゴルフのバックスイングにおいて、橈骨神経の影響はどのような箇所に現れるのでしょうか。
肩甲骨の周囲にある筋肉が硬くなると、肩甲骨の適切な動きが妨げられることがあります。
肩甲骨の運動が制限されると、肩甲骨を適切に動かす代わりに、肩を上げながら腕を動かす習慣が生じる可能性があります。
この肩の上げる動作が頻繁に行われると、首から肩にかけての筋肉、具体的には僧帽筋の上部や肩甲挙筋が硬くなることがあります。
また、腕を後ろに引っ張る動作においても大円筋が活動します。
これらの筋肉の周囲には、橈骨神経が通っています。
橈骨神経は肩甲骨の間を通り、肩甲骨の横側から腕の後ろに至る神経です。
腕の運動を行う際に、肩の周囲の筋肉が緊張し、これによって橈骨神経が刺激を受けることがあります。その結果、腕の横や後ろに痛みが生じることがあります。
身体がうまく回旋(捻る事)が出来ない
身体の回旋(捻る動作)が不足している場合、ゴルフのバックスイングにおいて問題が生じることがあります。
言い換えると、適切な捻りが行えない状態では、通常よりも強い力を使って身体を捻ろうとするか、代わりに腕に力を入れてスイングしようとすることがあります。
このような場合、身体の横側に位置する筋肉を緩めることが重要です。身体の横にある筋肉が緩むことで、身体の捻りがスムーズに行えるようになります。結果として、過剰な腕の力を使う必要が減り、緊張が軽減されることによって痛みも緩和される可能性があります。
このような状況では、適切なストレッチやエクササイズを通じて身体の柔軟性を向上させ、捻りやすい体の状態を作ることが大切です。専門家の指導を受けながら、身体のバランスを整え、スイングのパフォーマンスを向上させるための取り組みを行うことがおすすめです。
改善ストレッチ
改善のためのストレッチを行う前に、急性の怪我の場合は以下の重要なポイントに注意してください。
もし昨日ゴルフをしていて急に腕が痛くなり、夜になっても痛みが残っている場合は、まずストレッチを行う代わりに冷湿布を使って冷やし、そして安静にしましょう。
また、一週間や二週間前から少しずつ腕の痛みが強くなっている場合は、以下のようなアプローチを検討してみてください。
- 筋肉の緊張の緩和: 痛みがある場合には、筋肉の緊張が原因であることが考えられます。緩和するためにストレッチや軽いエクササイズを試してみましょう。
- 身体を温める: お風呂や温かいシャワーを利用して、筋肉を温めることで血流が促進され、緊張が緩和されるかもしれません。
ただし、急性の怪我の場合は安静が最優先です。痛みが続く場合や症状が悪化する場合には、必ず専門家の指導を受けるようにしてください。自己判断だけでなく、専門家のアドバイスを受けることが大切です。
僧帽筋上部と肩甲挙筋のストレッチ
椅子などに座って伸ばしたい側の肩を下げる為に、後ろ手にして椅子の縁を掴みます。
そのまま頭を前と横に倒したまま伸ばしたい側の肩を見るような姿勢で、そのまま反対の手で押すと首から肩が伸びます。
椅子の後ろ側を手でつかんで肩甲骨を下げたまま、反対の手で頭を斜めに押すようにしていきましょう。
大円筋のストレッチ
反対の手で上腕を掴み、親指を外側に捻るようにしつつ腕を身体の中心に持ってくるようにしましょう。
大円筋は腕を後ろに引っ張る動き、ゴルフやボートを漕ぐ時など何度も繰り返し使われる事で硬くなっていく筋肉です。
身体を捻りやすくするストレッチ
ストレッチ方法としては身体を横に倒しながら伸ばしたい側と反対に捻るようにする事がポイントです。
上半身だけでなく体を捻る際には下半身の横側もストレッチを行っていきましょう。
ベッドや壁を支えにして腰、お尻の外側を伸ばしていきましょう。
このストレッチの際に足関節に体重をかけすぎないように注意します。
大場接骨院では
当院でも上記の解説の考え方から施術を行っております。
動作時に何処が痛いのか?
何時から痛いのかを詳しく問診した上で、関係する筋肉を緩め痛みの改善を行っています。
急性の怪我ではテーピングでの患部の安静と超音波治療器での炎症、痛みの軽減を行います。
時間が経っているものに関しては、直接筋肉を狙ったピンポイント施術、間接的に筋肉が緊張しやすくなっている部分はそれぞれの関節の動きを良くする為に全身施術を行っています。
今回のストレッチで余り改善しない場合はそれ以外の原因があり痛みになっています。
その際は是非大場接骨院までご連絡、ご来院ください。