はじめに
日常生活で箸を持っている時に力がうまく入らない、髪を梳かそうと櫛を持って腕をあげているとうまく力が入らない事はありませんか?
何気ない日常で、段々と力が入りにくくなってきてしまう。
力が入らない時や痺れが出てきてしまうのは何が原因でしょうか?
今回ではその原因の一部と改善方法を解説していきます。
段々と力が入らなくなってくる原因の一つ目は

まず段々と力を入れる事が出来難くなる場合には、継続した筋肉の負担によって腕に通る神経を筋肉によって圧迫してしまったり、神経を筋肉が引っ張ってしまう事で起こります。
例えば肘をぶつけた際に強く痺れになった事が、ありませんでしたか?
そのようにぶつけたり、押し付けられたすると感覚を司る神経であれば痺れや痛みになり、運動を司る神経であれば力が入らなくなってしまいます。
円回内筋症候群
箸を持つ際や櫛を持つ際に、指に力が入らない場合は考えられる一つ目は親指側の神経の圧迫で起こる円回内筋症候群です。
前椀の捻る動き、肘の曲げ伸ばし等で前腕の筋肉を使いすぎていると起こりやすくなります。
この前腕の筋肉の使い過ぎによって神経の圧迫が起こると、手のひらの鈍い痛みや手のひらの痺れ、掴むような指の動きが出来難くなります。
筋肉の使い過ぎにより筋肉が硬くなり、その下を通る神経を圧迫する事で起こり、その筋肉自体を柔らかくしていくとある程度力が入らない状態は軽減するはずです。
ここで一つだけ注意して欲しいのが、神経の圧迫なので無理に強い力で揉んだりすると神経をより圧迫する事もあります。
改善方法として
ほぐす際の手段として「カッサ」でマッサージクリームを使い滑らせるようにして擦る事が疲れずに済む方法になります。

自分でマッサージをしようとすると力の入れ方や押し方で、筋や皮膚が傷つく可能性や反対の腕、指が痛くなる事もあるからです。
「カッサ」を使いマッサージクリーム等で滑らせるようにして擦る事で、硬くなった腕の筋肉の血行を良くする事が簡単にできます。
擦る場所としては肘の内側、手のひら側の前椀になります。
肘の内側には指を曲げる、前腕を内側に捻る動き、肘を曲げる動きに使う筋肉があります。
この内側に捻る筋肉、肘を曲げる筋肉を使いすぎて、硬くなった筋肉を擦り血行を良くし圧迫の原因を減らす事に繋がります。
もう一つとしてはゴルフボールで押しながら転がしていく方法になります。
もう一つの原因は
二つ目に考えられるものが肘の内側を通っている神経の圧迫で起こる肘部管症候群です。
これは手の小指側に痺れがあったりする場合に原因となります。
長時間肘を曲げたまま力を入れていたり、肘の脱臼、神経が硬く肥大する事でも起こります。
神経の圧迫が考えられる小指側の筋肉を同様に柔らかくしていく事と、肘を曲げたまま力を入れる動作を行わないようにして安静にしましょう。
これら以外にも首から肩にある筋肉が硬くなる事で、腕の痛みがあったり痺れが出たりする胸郭出口症候群、手首周辺で圧迫される手根管症候群も考えられます。
姿勢の悪さ、腕の使い過ぎのよってどの場所に原因があるかを調べた上で、一番酷使している筋肉を探す必要があります。
腕の痛みや痺れがどの部分に、どういう時に出ているかで原因が変わり、もしかすると一つだけではない場合もあります。
自己ケアをする前に、整形外科や接骨院などに行ってみる事が一番良くなる方法になります。
ある程度良くなった後に、ストレッチや自己ケアを適切に行う事で再発予防に繋がります。
是非まずは近くの行きつけの病院や接骨院等で相談をしてみてください。