はじめに
就寝中に寝返りをした際に、背中が痛くなった経験はありますか?
仰向けで寝ている時に、左右どちらかに身体を動かすと背中が痛くなる。
マッサージ等を受けても、初めは良かったけどすぐ戻ってしまう。
そんな長く続いてしまった背中の痛みが何故起こるのかを、解説していきます。
背中の痛みの原因は身体の横の筋肉に
これは身体を捻る前に時点で、どちらかに身体が捻られている状態である事が良くあります。
例えば左右に身体を捻ってみると、捻りやすい方があります。
自分であれば右に捻るのは楽ですが、左は少し捻り難いと感じました。
毎日の生活での身体の使い方で、関節の動きは左右で差が出るようになっていきます。
この左右差によって身体を動かす際に、一部の筋肉に硬さが出てしまい痛みが筋肉の弱くなった部分に出るようになります。
身体の歪みが出ていると、その歪みのまま日常生活で筋肉に負担かかかっていきます。
身体を捻る際に痛む、その時は身体を横にある筋肉が原因になる事が多くあります。
それは身体を捻る際には、全身の関節も捻る必要があります。
この関節を捻る時に捻りにくい関節があると、身体を捻る目的のためにより筋肉を使い無理に捻るようにしてしまいます。
身体を寝返り等で捻ろうとする際に一番力を入れてしまうのが、身体の横である、脇の下、首の横、腰からお尻の横になります。
これは背骨の中で捻る動きが大きくなる部分、関節が胸の周り、後ろでいうと背中の部分になります。
そして背骨は一部分が回旋、大きく捻るのではなくそれぞれが少しずつ動く事で大きな捻りになります。
一部分の動きが悪くなると、捻る際に動きの悪い部分を動かす為に、身体の横にある筋肉を使って身体を捻ろうとします。
動きのサポートを身体がしていると、その動きの悪い関節周辺が無理に動かされることで痛みが出てしまいます。
どうすると背中が痛みますか?
背中の痛みを取る為には痛みがいつ出ているのか、それ以外でも出ているのかを確認するために動かしてみます。
寝返りの時に背中が痛いのであれば、起きている時も同じように寝返りをしてみます。
その時に痛みが出るか、起きている時は筋肉も動かしている状態なので余り背中に痛みが出ない事があります。
つまり、筋肉が動いていない状態で関節の可動域が低くなっているのに無理に動かしてしまって背中に痛みが出てしまう。
そして起きている状態の筋肉がある程度柔らかい状態では関節の可動域も広くなっているので、背中に痛みがないという事になります。
背中の痛みの改善には
寝ている際に不意の動きで背中に痛みが出ているのであれば、まずは身体の歪みを元に戻す必要があります。
身体の歪み、この場合は左右どちらかに背骨の回旋、捻りが少しだけある状態です。
少しだけ身体が捻られ続けているので、筋肉を常に使いその捻りを調節しています。
例えば右を向く方が楽で、左を向く方が少し動かしにくい場合は右側の回旋、捻りが入っている状態です。
逆に左側は常に伸ばされているので、それを戻そうと筋肉を使っている状態になります。
肋間筋のストレッチ
腕を上げて胸部を広げ、そのまま横に身体を倒していくストレッチになります。
肋骨の間にある肋間筋をストレッチする事で、胸周りの動きを改善していきましょう。
腹斜筋のストレッチ
腹斜筋はお腹にある筋肉ですが骨盤に付くため、この腹斜筋が片側だけ硬くなってしまうと身体の歪みに繋がります。
しっかりと腹斜筋もストレッチするようにしていきましょう。
僧帽筋下部のストレッチ
僧帽筋下部は首から背中に付く僧帽筋という大きな筋肉の一部で名前の通り背中の下の方にある筋肉です。
この筋肉も日常で疲労しやすい筋肉の為しっかりとストレッチをするようにしてください。
ストレッチ方法は頭の位置にある柱などを親指を上側にしたまま掴んで体重をかけていきます。
背中から肩甲骨周囲が伸びている感じがあれば成功です。 伸びている感じが無ければ腕の高さを変えてみてください。
大場接骨院では
特に何かしたわけでもないのに全然痛みが無くならない場合は、直接の怪我ではなく様々な姿勢や身体の歪み、日常生活の負担で段々と筋肉の硬さ、姿勢の悪さによって起こります。
日頃の姿勢、日常生活上での習慣によって少しずつ筋肉の一部に負担が掛かるようになってしまいます。
当院ではまず緊張、疲労が溜まっている筋肉の硬さを緩めて痛みの軽減を図ります。
その上で原因となる姿勢の改善を行い再び痛みが出にくい身体作りをサポートしていきます。
姿勢が悪い、身体が痛い、何だか疲れやすいなど身体の悩みがありましたら是非お早めに当院までご相談ください。