膝の外側が痛くなる原因
膝の外側に痛みがある時はどうすればいいでしょうか?
基本的に膝の外側が急に痛くなる、つまり捻挫をした場合にはまずは冷やし安静にしましょう
怪我をしている際の対処方法としてアイシング、安静、筋肉や靱帯の傷ついた箇所からの出血がある為に圧迫や挙上も初期の段階では大切です
では何だか初めは膝の外側が痛くなかったのに、段々痛みが強くなってきた時は何が起こっているのでしょうか?
それは膝の外側にある腸脛靭帯が膝の関節の一部である大腿骨外顆との間でランニングなどの膝の屈伸を繰り返す事で起こり、腸脛靭帯と膝関節の摩擦によって炎症となっていく、膝のオーバーユース(使い過ぎ)が原因です
繰り返し少しずつ摩擦によって腸脛靭帯が擦れ炎症になる為、まずは炎症を抑え安静にした上で腸脛靭帯をストレッチを十分に行う事が痛みの改善の為にとても有効です
この膝の外側にある腸脛靭帯の炎症である事から、腸脛靭帯炎といわれます
症状としてはもちろん膝の外側に圧痛があり、膝の屈伸での運動痛があります
腸脛靭帯炎の有効的なストレッチ
腸脛靭帯が炎症して痛みとなっている為、まずは痛みの原因となった運動を中止して痛みの出ている箇所を安静にしましょう
膝の外側の痛みを感じているのに、無理をして運動を続ける事はより症状の悪化に繋がります
無理をし続ける事で膝の外側が炎症を起こし、痛みになっている事から必ずまずは腸脛靭帯の周辺を休ませる目的で安静にしてください
3~4日程度安静にしつつ、膝の外側が痛くならない程度にストレッチを行います
少しずつ安静にする事で炎症が落ち着き、再発を予防する為にもストレッチが重要です
腸脛靭帯は骨盤の上前腸骨棘から大腿筋膜張筋から腸脛靭帯へと移行する為、腸脛靭帯を伸ばす為には大腿筋膜張筋もストレッチする必要があります
ストレッチの方法は仰向けに寝て、両膝を曲げた状態から始めます。
次に、伸ばしたい側と反対側に両膝を倒していきます。
そして、伸ばしたい側の足の踵を反対側の膝にそっと当て、更に軽く下に押していくようにして、そのまま伸ばしていきましょう
このストレッチをしようとする際に、膝や腰が痛いと感じる時はストレッチを中止してください