後頭部から首にかけての痛みの原因と簡単な改善方法

痛くなる原因は?

ストレートネックが原因となり、後頭部から首にかけて痛みが生じる場合があります。そのストレートネックになってしまう更なる原因は、姿勢の悪さです。

後頭部から首にかけての痛みの原因と簡単な改善方法

ではなぜ姿勢の悪さが首の後ろに痛みを引き起こすのでしょうか?

姿勢が悪くなると、体は自然に前に傾いてしまいます。この傾きた体勢でバランスを取るため、身体はその姿勢に適応してしまいます。これが一般的に知られる「猫背」の姿勢です。

猫背の状態では、頭部や首の重量が後ろにかかるため、後頭部から首にかけての筋肉や骨が不自然な負荷を受けることになります。長時間続くと、これらの部位に痛みや緊張が生じる可能性があります。

姿勢の悪さが原因で後頭部から首にかけて痛みが生じる場合、改善するためには姿勢の正しい状態を保つことが重要です。以下にいくつかの簡単な改善方法を紹介します。

  1. 良い姿勢を保つためには、背筋を伸ばし、肩を後ろに引いて胸を張るように意識しましょう。
  2. 長時間同じ姿勢で作業する場合は、適度な休憩を取り、身体を動かすようにしましょう。
  3. デスクワークやパソコン作業をする際には、適切な高さの椅子やデスクを使い、ディスプレイの位置を調整することで、首の負担を軽減できます。
  4. ストレッチや軽いエクササイズを取り入れることで、首や背中の筋肉を強化し、姿勢を改善することができます。

これらの方法を実践することで、ストレートネックによる後頭部から首にかけての痛みを軽減できる可能性があります。ただし、症状が続く場合は専門家に相談することをおすすめします。

猫背で首が痛くなるメカニズム

後頭部から首にかけての痛みの原因と簡単な改善方法

猫背による首の痛みのメカニズムについて説明します。猫背の姿勢では、胸が縮こまり、背中が丸くなります。このため、首の骨が前に傾いてしまいます。

人の身体の骨は本来首が前弯(前に弯曲)、背中が後弯(後ろに弯曲)、腰が前弯しています。猫背の姿勢では弯曲がなくなったり強くなったりします。

更に長時間にわたりこの傾いた姿勢が続くと、首の骨の弯曲が無くなり真っすぐな状態で首の骨を支えるために、首の後ろにある筋肉が常に緊張した状態になります。また、背中が丸くなると肩甲骨も正しい位置からずれてしまいます。

筋肉の緊張が常に起こっているため、硬くなった筋肉を動かす際に痛みが現れるのです。

これらの要因により、猫背の姿勢が続くと後頭部から首にかけての痛みが生じる可能性があります。

首の痛みを改善するには

後頭部から首にかけての痛みの原因と簡単な改善方法

痛みを軽減する方法について説明します。痛みが首の後ろや肩から背中にかけて、片側のみや両方で痛みを感じることがあります。

これらの痛みは筋肉の硬さによるものなので、自己ケアとしては以下の方法が効果的です。

  1. お風呂で温める:温めることで筋肉をほぐし、血行を促進させることができます。温かいお風呂やシャワーで首の後ろや肩を温めましょう。
  2. マッサージ機を使用する:電気マッサージ機や手で軽く押してみることで、筋肉の緊張を緩めることができます。ただし、強い痛みや怪我の原因がある場合は注意が必要です。
  3. ストレッチを行う:首や肩のストレッチを行うことで、筋肉を伸ばし柔軟性を改善することができます。ゆっくりと行い、痛みを感じた場合は無理に行わないようにしましょう。

ただし、怪我による突発的な痛みが生じている場合は、筋肉が傷ついている可能性があります。この場合は冷やすことや安静にすることが重要です。

日常的な負担による筋肉の硬さによる痛みを軽減するためには、筋肉の血行を促進し柔軟性を回復させる温める・マッサージを行う方法が効果的です。

改善ストレッチ(首の筋肉を伸ばす)

頭半棘筋は、後頭骨から背中につながる筋肉で、頭を伸ばしたり上を向いたりする動作や、下を向いた状態で頭を支える役割を果たしています。

下を向いた状態で、頭を倒し、伸ばしたい側と反対の肩に頭を傾けます。そのままの状態で、手を使って頭を押し、首の後ろが伸びるようにしましょう。

頭板状筋も頭半棘筋と同様の役割を果たすため、同じようにストレッチを行いましょう。

座った姿勢から下を向き、伸ばしたい側と反対の肩に頭を傾けたままで肩を見るようにします。そのまま見ている肩の手を頭に当て、首の後ろが伸びるように押していきましょう。

猫背改善用に僧帽筋下部の運動

  1. うつ伏せの姿勢で寝ます。
  2. 腕を体の横に伸ばしたまま、ゆっくりと腕を上にあげるように動かします。この動作は、背中の僧帽筋下部を刺激し、背筋を伸ばしやすくする効果があります。
  3. 無理をせずに、自分が動かせる範囲内で行ってください。無理な力を入れる必要はありません。
  4. この動作を朝と夕方の2回程度、20回ほど繰り返すと効果的です。

この運動によって、背中の僧帽筋下部を適切に鍛える事で、背筋の伸びやすさが向上し、姿勢の改善につながります。ただし、無理な負荷や痛みを感じる場合は適度な範囲で行い、無理をしないように注意してください。

最後に

最後に、痛みを早く取りたい方や猫背が改善しない方。日常生活で猫背を改善することはなかなか難しいものです。

後頭部から首にかけての痛みの原因と簡単な改善方法

なぜなら、生活習慣の中で身についた悪い姿勢は癖になってしまっており、姿勢を改善するためには今まで使っていなかった筋肉を無理をしながら再び使う必要があるからです。

前述した改善ストレッチでは首の筋肉、姿勢を良くする運動に焦点を当てましたが、まずは首の筋肉の緊張をほぐすことから始め、徐々に姿勢の改善を進める必要があります。

もしも早く首の痛みを取りたい、猫背を確実に改善したい、仕事で常に悪い姿勢を続けているため改善したいという方は、ぜひ当院までご相談ください。

この記事を書いた人

大場接骨院

大場接骨院では様々な病院、整骨院、接骨院、整体院で元に戻ってしまう、変わらなかった痛みの原因に真摯に向き合います。
何処に行けばいいのかわからないその悩み苦しさ痛みを、原因の根本から改善し来院時とお帰りの際の変化を感じられる施術を行っています。