はじめに
肘の内側が始めは違和感だけだったのが、段々と痛みが酷くなってきていませんか?
自分はアブローラーを毎日していたら、段々と左の肘に違和感を感じ痛みになってしまいました。

元々腹筋を鍛える為に行っていましたが、知らず知らずのうちに左に重心がかかっていたようでした。
どんな動きでも悪い体勢や使いすぎる事で、筋肉は炎症を起こし痛みが出るようになってしまいます。
今回は肘の内側がなぜ痛くなっていくのか?
痛くなってしまったらどうすればいいのかを解説していきます。
肘の内側が痛くなる原因は【物を握ったまま手首を動かす事で】

肘の内側が痛くなる原因は、手首を少し曲げた状態や指に力を入れて物を持つような動作をする事が多くなると痛みが出てしまいます。
例えば下に置いてある物を掴んで、そのまま持ち上げる時に一番肘から指まで続く筋肉を使います。
肘の内側には屈筋、手首を曲げる時や物を掴んで引っ張る時に使われます。
この時に腕全体を使って物を持っていると、一部の筋肉に負担がかかる事は減らせる事ができます。
ここで手首を曲げ伸ばしして物を掴んで動かす事が多くなると、段々と肘の内側にある筋肉が硬くなってしまいます。
これは手首と指の筋肉を曲げる時に使われる筋肉が、肘の内側から付いているためです。
硬くなった筋肉は柔軟性が無くなりますが、腕の筋肉はそれぞれの役割があり親指を動かす時には親指の筋肉を使い続ける必要があります。
その結果負担が大きくなった指の筋肉の付着している肘に、痛みが出てきます。
この時に指を曲げるだけでは、肘に痛みが出る事は少ないですが、指を曲げたり指に力を入れたまま手首を曲げる動作をする事で筋肉に負担がかかり肘の付着部が引っ張られることで痛みが出てしまいます。
肘の内側に痛みが出ている場合は【安静とアイシング】

痛みが出ている状態であれば、アイシングと安静が必要になります。
違和感を感じている、ピリッとするなどでも同様でアイシング、安静にするようにしましょう。
これは硬くなった内側の筋肉が炎症を繰り返している事で、痛みになっています。
この場合は痛みの出ている肘の内側をアイシングをする事で炎症を抑えます。
冷湿布等も効果的です。
そして炎症が起こる動きをしないように安静にしていきましょう。
安静が難しい時は
どうしても仕事などで使わなければいけない状況もあると思います。
ではどうすればいいのか?
まず物を掴んだ状態や痛みの出た時の、手首の位置を確認してください。
大体は手首が少し曲げている状態で物を掴んでいる等の動作時で筋肉に負担が掛かりやすくなっています。その動作時に曲げている手首を曲げずに伸ばして腕に力を入れるようにしましょう。
そうすると今度は物を掴んだまま持ち上げるのが難しくなるので、その際に無理にそのまま持ち上げずに両手を使うようにしてください。
痛みが出ている状態であれば、どの動きで痛みが強くなるの確認ができます。
痛みの出る動き自体を見直す事で、一部にかかる過度に加わる筋肉の負担を減らしていきましょう。
改善方法として前腕ストレッチ
最後にストレッチは、痛みや違和感が出る肘の少し手首側の筋肉を押さえてゆっくり手首を曲げ伸ばししていきます。


曲げ伸ばしをして次は捻るような動きも肘の近くを押さえたまま行ってください。
この動きを肘の近くから段々を手首側に移動しながら行います。
筋肉の緊張が強く柔軟性が無くなる事で、筋肉の引っ張る力が付着部に集中され痛みになっていきます。
この柔軟性を戻すためにストレッチ、再発予防の為に痛みの出る動きの確認がとても大事になります。
痛みが一旦落ち着いたとしても、継続して同じ動きをしてしまうとまた痛みが現れます。
痛みが出ないようにする為にも、筋肉の柔軟性を無くさない事と痛みが出ない動きをしない事を心掛けるようにしていきましょう。
もし変化が見られない場合は

今回の記事では、
肘の内側に痛みがある場合の原因と改善方法を解説していきました。
筋肉の使い方と継続した負担が肘の内側にかかる事で、炎症が起こり痛みが出るようになります。
もし安静にしても、痛みに変化がない場合はその他の原因によって痛みが出ている可能性がある為、専門的な施術が必要な場合も考えられます。
放置しておくと日々の生活が辛いだけでなく、治りも遅くなってしまいます。
万が一、お体の不調を感じた際には、なるべく早く専門家の問診を仰ぐようにしましょう。