急な腰の痛み
急に腰が痛くなった経験はありますか?腰に日々の負担が蓄積されることで筋肉が少しずつ硬くなります。
硬くなった筋肉は柔軟性を失い、昨日までできたふとした動きでも柔軟性が無くなっている為に筋肉が無理に伸ばされてしまい傷つく事や逆に筋肉を傷つかせないように縮んだままになる事があります。
その結果、傷ついた筋肉が伸ばされたり、筋肉が伸びなくなって少しでも動かそうとすると激痛が走ることがあります。
この様な急に起こる腰の痛みはどうすればいいでしょうか?
筋肉が硬くなると血行も悪くなり、筋肉自体の栄養が不足します。体は栄養不足になると動けなくなるように筋肉も動けなくなります。一般的に筋肉は縮んだままの状態になることが多く、そのまま体を動かすと縮んだままの筋肉が無理に伸ばされ強い痛みや更なる筋肉の損傷が起こります。
このような症状がある際には適切な対処が重要です。まず筋肉が傷ついている場合には安静にして筋肉に負担をかけないようにしましょう。腰の筋肉が硬く縮まなくなっている時には温めることで筋肉の緊張をほぐし、血行を促進することが有効です。
強い痛みがある場合には必ず整形外科などを受診するようにしてください。日頃から腰に負担が掛かっている場合には、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなど骨や神経などの問題がある為です。これらの疾患が無く、腰の筋肉の緊張が問題である場合に接骨院や整体院に行くようにしてください
椎間板ヘルニアについてはこちらもご覧ください
ぎっくり腰かも?
ぎっくり腰はご存じでしょうか?何かをしようとした際に、急に腰が痛くなって動けなくなる症状を指し急性腰痛に分類される疾患です。この際に注意が必要なのは、筋肉が硬くなっているだけでも急な腰の痛みになる事がありますし、腰に負担かかかる事で腰の筋肉や靱帯などが損傷する場合もあります
触れて痛みや熱感がある場合は、基本的には冷やすべきです。熱感がある状態は筋肉が損傷し、血が出ている可能性があるためです。この場合、冷やすことで血管を収縮させ、出血を抑える効果があります。
逆に温めると血管が拡張し、出血が増える可能性があります。その結果、血液が筋肉内にたまり、内部の圧力で周りの筋肉や組織を圧迫してしまいます。
腰の場合、このような状態になることは少ないですが、太もも内の筋肉の損傷など、他の部位では注意が必要かもしれません。少なくとも熱感がある場合は、冷やす方が良いです。
次に、傷ついていないが痛みがある場合ですが、基本的には全身をほぐしていく必要があります。なぜなら、体は痛みに対して全身を緊張させて動かないようにする防御反応を起こすからです。腰が強く緊張している場合、腰の筋肉だけをほぐしてしまうと、周りの緊張した筋肉が動かないため、再び腰に負担がかかって動けなくなる可能性があります。状況によりますが、硬くなっている状態であれば早期に全身をほぐし、少しの運動にも注意を払う必要があります。
一般的な方は、日常生活で腰やお尻に負担がかかっていることが多く、ある日限界に達して腰の痛みが出てしまいます。お勧めは、毎日のストレッチやウォーキングなどの運動を継続することです。しかし、難しい場合や長く続かない場合は、接骨院などを利用して腰の負担を軽減する為のメンテナンスを行う事をお勧め致します
腰の痛みを防ぐには
まず腰が急に痛くなる原因の多くは、日頃から蓄積され続ける腰への負担となります。腰の負担が増えていけばいくほど、腰の周辺の筋肉は血行が悪くなりやすく柔軟性もなくなっていきます。
急な腰の痛みの対処法も筋肉の損傷が考えられるのであれば、安静にしてこれ以上筋肉の損傷を防ぐ事と治りやすいように無理に動かさない事です。
筋肉の損傷が無い場合では、筋肉の柔軟性が無くなっている事が問題になるのでストレッチや全身の運動となるウォーキングやランニングなどを行うようにする事で少しずつ筋肉の血行を良くする事が大切です。
体は一部の筋肉がうまく動けなくなっていても他の筋肉でカバーする事が可能です。でも普段使っている筋肉が元々主要な筋肉の為、長くカバーする事は出来ません。カバーしている筋肉も負担によって柔軟性はすぐなくなって動けなくなるからです。
なので重要な事は元々使っている腰の筋肉をいかに負担をかけないようにするか。負担が掛かっていても柔軟性が無くならないようにするかになります。
その為には、急な腰の痛みの対処法でも解説したのですが、腰の負担が続く事によって起こる腰の筋肉の血行を良くする事が急な腰の痛みを防ぐことにも繋がります。つまり予防に関しても普段から腰の筋肉の柔軟性を維持するように体をストレッチ、全身を動かすウォーキングやランニングなどが大切です。腰痛改善に効果的な運動は以前投稿した忙しい人におすすめ!20秒で出来る腰痛改善運動をご覧ください
20秒程度の腰痛を改善する為の運動をまとめたものになりますので、一度に総て行っても、一つずつでも効果はありますので是非お試しください
急な腰の痛みは様々な体の状態から起こります。日頃から腰だけでなく臀部や下半身、背中などをストレッチ等でケアしていると腰の痛みが起こりにくくなります。中々運動やストレッチをしない、又は忙しくて後回しになっていると必ず腰の痛みは起こります。大切な事は日頃の継続した体のケアです。急な腰の痛みが起こってからでは中々腰の痛みが変わらなかったり、再発なども起こりやすくなります。そのような急な痛みを改善したい、予防したい時には是非当院にもご相談ください。