ばね指はどういうものか
ばね指は比較的女性に多く、特に親指に起こりやすい腱鞘炎となります。
指には筋肉では太すぎる為に、腱と呼ばれる細い組織が骨に付きそれぞれの指を動かしています。
この腱を動かす際に関節等に当たって腱が傷つかないようにする組織が腱鞘といいます。
この腱鞘の中を腱が通っていますが、この際に腱が何らかの原因で腱が太くなったり、瘤のようなものが出来てしまうと腱鞘を通る事が出来難くなります。
ばね指はその腱鞘を通った後に腱鞘を再び通ろうとして引っかかったりする事で起こるものです。
ばね指の簡単なイメージ
指は細いトンネルを通って動いている状態で、細い穴を無理やり入ったのにお腹が太ってしまっていてつっかえて戻れなくなってしまったとイメージしてもらえればいいのかもしれません。
改善するには
まず腱の炎症から腱に瘤の様に太くなってしまった部分がある事から、安静にして指を動かさないようにしてください。
炎症によって太くなった部分が、腱鞘を通る事で炎症が続きより悪化する事になる為です。
安静にする期間としては、2~4週間程度になります。
この間に指に付く前腕の筋肉を柔らかくする事が、ばね指に対し効果的です。
指の腱は手首から肘にかけては筋肉になっていますので、この筋肉から柔らかくして血行を良くしていく必要があります。
指先などの末端は特に血行が悪くなりやすくなる為、指先から順番に血行を良くしていきます。
効果的なストレッチ(腕から首にかけて)
ばね指では指の腱が炎症等によって太くなってしまっています。
この際に指をストレッチしてしまうと腱鞘と腱が擦れ、より炎症を悪化させてしまいます。
まずは前腕にある筋肉を緩める為に前腕屈筋のストレッチを行いましょう。
前腕のストレッチ以外にも腕のストレッチを行って腕の血行を良くしていきます。
上腕二頭筋は前腕屈筋と関係しやすい為、前腕屈筋のストレッチと同様に行っていきましょう。
肩にある大きな筋肉の僧帽筋を伸ばしていきましょう。
肩から腕に血管が通りますので、肩にある筋肉も柔軟性を保つようにストレッチしていきましょう。
最後に胸の筋肉もストレッチしていきましょう。
胸の筋肉が硬くなると肩が内側に入り巻き肩になってしまいます。
巻き肩の状態では肩に通る場所が狭くなりやすく、血管も同様に狭い所を通る事になり血行が悪くなってしまいます。
これらのストレッチを指を安静にしている時に行い血行を改善する事がばね指に対しては効果が期待できます。
大場接骨院では
当院ではストレッチでは中々難しい部分やストレッチを行った箇所を、手技や超音波治療器などを用いて、より効果的な施術を行っています。
ばね指、腱鞘炎などでは指は手を動かした際に痛みがありますが、この痛みを早期に減少させる事を目標にしています。
腕の筋肉が硬くなる事で、指の血行が悪くなってしまいます。
腕の筋肉が硬くなりやすい原因は首や肩にもあります。
身体は使い続ける事で、血行が悪くなりそのままにしていると痛みになっていきます。
是非そんな日常の痛み、辛さを抱え込まずにまずは大場接骨院までご連絡ください。