皮下脂肪を確実に落とすには

皮下脂肪は体の蓄え

皮下脂肪を効果的に落とす為に大切な事は何でしょうか？薬でもなんでもいいからすぐに皮下脂肪を落とす？いいえ、短期的に皮下脂肪を落とす事はあまり意味がありません。それは結局日常生活での皮下脂肪を蓄えてしまう習慣が変わっていないからです。

皮下脂肪が何故増えてしまうのか、継続して皮下脂肪を増えないようにするには？その為にはまず皮下脂肪についてを知った上で皮下脂肪を落とす方法を解説していきます。

まず皮下脂肪とは、言葉の通り皮膚の下に脂肪が付いている状態です。何故脂肪がついてしまうのでしょうか？私たちは体を毎日細胞を入れ替える事で内臓や皮膚などの体の損傷を治しています。その細胞を作る為には栄養が必要になります。この栄養素は主に糖質、たんぱく質、脂質、ビタミン、無機物に分かれています。

栄養素はどれも必要なものですが、多く摂取していると体の中では消費しきれない栄養素を脂肪に変えて緊急時に備え蓄えていきます。

栄養素の中では糖質とタンパク質と脂質は体を動かす為のエネルギー源としても使われます。エネルギー源として使われる優先順位は最も使いやすい栄養素が糖質、次にタンパク質、最後は脂質となります。糖が無くなればタンパク質、そして脂質とエネルギー源として使われる為、運動においても糖質によるエネルギーを始めに使われる為に、持続的な運動が皮下脂肪を落とす為に有効とされています。

このエネルギー源としてこれらの栄養素が摂取する量よりも消費されていれば、皮下脂肪になる事はありません。その為に皮下脂肪を簡単に落とす際に考えられる事が、栄養素を減らしたり吸収を阻害する事です。確かに使われずに体に溜め込まないようにするには大元である栄養素を取らない様にしたり、吸収自体出来ないようにするとすぐに皮下脂肪は落ちていくでしょう。

すぐ皮下脂肪が減るから効果的でいいのでは？と思うかもしれません。ここで知ってほしい事は栄養素は体を作る為に大切であるという事です。体を作っているつまり、脳、内臓、筋肉、骨などが栄養素がある事で働いています。栄養素自体を減らす事は、皮下脂肪を落とすだけでなく体を構成している組織の働きが低下する事に繋がる可能性があります。

皮下脂肪を健康的に落とすには

皮下脂肪を落とすには食事による栄養素のバランスと量を見直していきましょう。皮下脂肪が付く大きな原因は食事による栄養素の摂取と、運動不足によるエネルギー消費のバランスが崩れている事です。そして根本的に皮下脂肪を落とした状態をキープする上でもこの食事と運動は重要です。

栄養素が減っていると、皮下脂肪だけでなく基礎代謝の部分も低下してしまう事があります。この基礎代謝が下がっている状態では、同じ食事をしても皮下脂肪になりやすくなります。つまり太りやすく痩せにくい体が出来上がります。

体の健康を保ちつつ余分に溜め込んでしまった皮下脂肪を落とす為には、必ず過度な食事制限や急な運動は逆効果になりかねません。生活習慣によって皮下脂肪が増えてしまったのなら、これからの生活習慣を見直し継続が必要です。

長続きしない短期間で皮下脂肪を落とすよりも、少しずつ長期的に皮下脂肪を落とすように行動をしていきましょう。大事な事は目先の変化ではなく、より長くしっかりと生活習慣を変える事です。

食べ過ぎ飲みすぎは問題ですが、根本的な問題は運動不足による基礎代謝の低下です。消費する事を考えずに皮下脂肪を落とす事は健康的なダイエットにはなりません。楽にお腹に溜まった脂肪が減る事はありません。ですがいきなり食べずに動き続けるような行動も長期的には続きません。

しっかり食べたいものを適度に食べつつ、運動する習慣を取り入れる事で我慢をするのではなく、適切な生活を送るようにしてください。

皮下脂肪を落とす運動として

最後に簡単に長続きする代謝をアップする運動としては数歩ウォーキングです。これは数歩歩いて戻る動作をしながら腕を大きく肩を動かす運動です。肩を大きく動かすと首や肩の周辺にある褐色脂肪細胞を活性化させ代謝を上げる効果を持ちますし、歩く動作によって太ももにある大きな筋肉を使います。

普段運動する習慣が無い人でも体にかかる負担は少ないので、5分～10分位から毎日やってみましょう。肩の周囲を大きく動かすように腕を振っていると体が温かくなっていく事を体感できるはずです。それを少しずつで大丈夫なので行う時間を増やしていきましょう。理想は30分以上運動を行う事ですが、急がなくても大丈夫です。

より効果的に皮下脂肪を落とす為にはウォーキングやジョギングですが、何処でも出来るような運動から始めてみましょう。足踏み運動などもお勧めです。自分に合った運動を試していきましょう。そして毎日少しずつ体を動かす習慣を身に着け皮下脂肪を健康的に落としていきましょう。