何もしてないのに酷くなる腰痛

腰痛で臀部が原因に

 腰痛なのに何故臀部が原因になるのか?腰痛なら腰が問題になるんじゃ?と思うかもしれません。でも腰痛に臀部はかなり影響を及ぼします。それは臀部には腰から出ている神経で痛みや痺れになりやすい最も大きな末梢神経として坐骨神経があります。

何もしてないのに酷くなる腰痛

この坐骨神経は腰部下部から仙骨にかけて出ている仙骨神経叢の一部です。この仙骨神経叢には他にも上殿神経:中殿筋や小殿筋、大腿筋膜張筋といった臀部~太ももの外側にある筋肉を支配している神経、下殿神経:大殿筋を支配している神経となります。腰痛で問題となる慢性的な痛みの主な原因は直接腰部の筋肉の緊張以外にもこの臀部の緊張によって神経が繋がっている腰部に神経の反応によって起こる場合があります。更に骨盤にも影響を及ぼす事で、骨盤の歪みが関係する事も考えられます。

何もしてないのに酷くなる腰痛

臀部の緊張によって体の可動域は低下しやすく、可動域が低下する事によって腰部には負担が掛かりやすく筋肉も緊張しやすくなっていきます。臀部も腰部も筋肉が緊張していると、少しの動きによっても腰痛が酷くなる事もあります。

腰部の筋肉の緊張は何故起こるのか

 日常で体を支え動かす為に筋肉はとても大切です。ですがこの筋肉はそれぞれ神経が通り、神経の伝達によって筋肉は伸び縮みをしています。臀部にある筋肉の緊張が強くなっていくと、臀部にある筋肉の緊張によって腰部から臀部の中枢に神経伝達が多くなります。その神経伝達が多くなる事で腰部から臀部の周囲の筋肉にも刺激が入りやすくなり腰部の筋肉の緊張につながります。

何もしてないのに酷くなる腰痛

そうなると日常的に筋肉が緊張し続ける事になると血行が悪くなっていきます。筋肉は血液を運ぶポンプの役目があり、緊張したままではポンプ作用は起こりません。その為、筋肉が緊張し続けると必ず血行が悪くなり血行が悪くなると筋肉は縮んだままになってしまいます。

縮んだままの筋肉は緊張を続ける為に、更に神経にも刺激が入る事で神経によっても筋肉が強く緊張し続けることになります。この悪循環によって少しだけ前屈みになるようなふとした動作によって酷く腰が痛いと感じやすくなります。何もしていないけど段々酷くなる腰痛はこうして完成してしまいます。

何もしてないのに酷くなる腰痛

腰痛は予防が重要

 腰痛は多くの人の悩みになっています。腰痛で重要な事は腰痛にならないように予防をしている事です。普段腰に負担をかけて腰痛で悩んでいる。普段は気にならないけど同じ姿勢が多くなるような長時間の運転で腰痛が起こる。顔を洗おうと前かがみになると腰痛で辛い。ぎっくり腰に年に一回から二回なる。

何もしてないのに酷くなる腰痛

これらは日常生活のケアで腰痛の酷さが改善できます。もちろん今回は臀部の筋肉に関する解説の為、総てに効果がある訳ではありません。ですが基礎となる体の痛みの予防はどのようなケースでも当てはまります。最も大切にしたい事は整形外科や接骨院などに通う事ではありません。体の負担を明日に残さないように血行が良い状態を維持する事です。

何もしてないのに酷くなる腰痛

もちろん例えば狭窄症や椎間板ヘルニアなどの骨の問題になっている時には整形外科へ行ってください。筋肉の緊張で苦しさや張りを感じている時には接骨院や整体などを利用する事も大切です。ですが症状に合わせて通う場所を変える事と同じく、通い続ける事は別となります。適度な運動やストレッチは継続するだけで必ず腰痛の酷さに効果があり症状の酷さは軽減します。

臀部を座ったままでストレッチする方法はこちらをご覧ください

 毎日疲れてそのまま寝ている。朝起きる時に疲れが残っていませんか。最近眠りが浅くなっていると感じませんか。人は毎日衰えていきます。

何もしてないのに酷くなる腰痛

体も同じように若い時と同じ生活が出来なくなっていきます。子供は変な姿勢で寝ていても体が痛くなりません。それは子供の関節は柔らかく、血行も良いからです。

ですが私たち腰痛などの悩みがある人は、もう体の柔軟性の低下や血行が悪くなっています。柔軟性や血行は改善する事が出来ます。日頃から筋トレやウォーキングなどの運動や寝る前や起床時のストレッチ等は普段の生活で負担になっている腰や臀部の筋肉に対して柔軟性や血行を改善する効果があります。

是非日常的に自分でケアできる方法を探す一つの考え方として当院のブログをご覧ください。

この記事を書いた人

大場接骨院

大場接骨院では様々な病院、整骨院、接骨院、整体院で元に戻ってしまう、変わらなかった痛みの原因に真摯に向き合います。
何処に行けばいいのかわからないその悩み苦しさ痛みを、原因の根本から改善し来院時とお帰りの際の変化を感じられる施術を行っています。