何故痺れるの?
痺れの原因を考える前に何故痺れが起こるのかを解説していきます。
痺れは神経が刺激、引っ張られたり、押される事で感じるものです。
肘を椅子などにぶつけた際にジーンとなった事がありませんでしたか?
最近は正座をする事も少なくなっていますが、正座で立ち上がろうとした時に痺れて立てなかったりした経験はありませんか?
ぶつけた際や正座での姿勢で押され続けていて、神経に刺激を受けた事で痺れになります。
そして、神経にはその神経が受け持つ範囲があります。
その為に正座で痺れる場所、肘をぶつけて痺れる場所は決まっていて同じ場所が毎回痺れます。
原因は?
では今回の小指、薬指が痺れている原因の場所はどこでしょうか?
親指から中指の手のひら側は正中神経、手の甲側に橈骨神経、小指と薬指に尺骨神経と大きく三つに分かれます。
今回であれば、この尺骨神経の通り道で何らかの問題が起こっていて痺れになっています。
原因ではその通り道の部分で、筋肉の緊張が強くなって引っ張られていたり、押された状態が続いている可能性があります。
例えば仰向けで腕を枕に寝ていた時に痺れが強くなっていませんでしたか?
その場合は神経が特定の姿勢で、筋肉の緊張が強くなってしまい神経を圧迫したり引っ張っていて痺れになってしまいます。
どこが緊張しているかを探していく必要はありますが、今回は小指、薬指で痺れになりやすい尺骨神経の通り道を改善するストレッチを行っていきましょう。
注意としては痺れが強くなったと感じた場合や常に痺れが出ている時は、ストレッチを中止してまずは病院に行く事をお勧めします。
大場接骨院では
薬指から小指の痺れでは、尺骨神経領域での問題が考えられます。
その為まず初めに行う事は、その神経領域で筋肉が硬くなっていないかを問診を行いながら触診していきます。
神経は押されていたり、伸ばされた際に痺れになります。
初めのうちはストレッチや痺れの出る動きを極力しないようにしましょう。
筋肉の硬さから通り道が細くなっていると、普通の状態よりも伸ばされやすくなっていると神経を刺激してしまいより硬さが強くなる場合があるからです。
筋肉の影響が少なくなった上でストレッチ等の自己ケアを行うようにしてください。
上腕三頭筋のストレッチ
上腕三頭筋が硬くなる事で、小指側に刺激として痺れや痛みが起こりやすくなります。
この際に痺れが強くなるようであれば、お風呂などで血行を良くした後に行いましょう。
浅指屈筋・深指屈筋のストレッチ
肘の内側から付く筋肉が硬くなる事で、関係する神経を刺激し痺れが起こりやすくなります。
また痛みも筋肉を使い続ける事で、起こりやすくなります。
ストレッチの際には肘を伸ばしたまま指も伸ばしていく事で、目的の浅指屈筋、深指屈筋を伸ばされます。
小胸筋ストレッチ
腕周り以外にも胸や首回りの緊張からも痺れが起こりやすくなります。
腕を肩の高さより高く上げた状態で、胸を外に広げるように身体を捻るようにするとストレッチになります。
これらの筋肉の緊張を緩める事で、痺れの軽減が考えられますが痺れは様々な要因で起こります。
痺れにならないようにケアとしてストレッチは有効ですが、硬く緊張した状態では改善が難しい事もあります。
中々痺れが無くならない、段々強くなっている等ありましたら是非一度ご相談ください。