【知ってた?頭は重いって】首が回らなくなった本当の原因

急な首の回旋制限

 ある日の朝起きた時に首が回らなくなった事はありますか?首が痛くて動かせない時には寝違えの可能性があります。ですが痛みそこまでではなく、何故か右を向こうとしてそれ以上首が動かせない。そんな時に何が原因なのか?

【知ってた?頭は重いって】首が回らなくなった本当の原因

 首の回旋つまり左右を向くような動作の正常な角度としては60°程度になります。これは肩先に対して鼻先や後頭部がどの位動いているかで計測します。首の可動域が左右で低下している事で首の回旋制限が起こりますが、この時何故首が回らないと感じるのでしょう。そこで考えられる事は首に関係する筋肉の疲労となります。

頭の重さを知っていますか?

 では首を回そうとした際に、どのようにして首を回す動作が起こるのか。まず頭部と体幹の支持と運動を行う為の脊柱があります。この脊柱があらゆる体の動きの軸になっていて、その為の靱帯や筋肉が付いています。この靱帯や筋肉で体を支えながら前屈、後屈、側屈、回旋などの動きが可能になってます。

ここで首が急に回せなくなった事に戻ります。急に首が回せない、でも原因となる事は思いつかない。その場合の原因として姿勢の問題があります。脊柱があらゆる体の動きの軸になっていると説明をしましたが、姿勢が悪い状態が続いている事でどのような問題が起こるのか。それは脊柱に付いている筋肉に負担が常にかかっている事になるはずです。

【知ってた?頭は重いって】首が回らなくなった本当の原因

 何故姿勢が悪い事で筋肉に負担が掛かってしまうのか。それは付着している脊柱はまず脊柱自体の構造で支えているからです。頭は6㎏程度あり体重の約10%程度とされています。そしてその6kgの重さを支える為に脊柱である頸椎は前弯する事で骨によって支えています。

姿勢が悪くなっていると首もよく言われるストレートネックとなっている事が多いです。ストレートネックでは首の前弯が無くなり真っすぐの状態になっています。この首の前弯が無くなって真っすぐになってしまうと骨で頭を支える事が出来ません。その為に首にある筋肉を常に緊張させて頭を支える事になります。

ストレートネックは首に負担をかける

 首の前弯が無くなっているようなストレートネックになっていると、必ず首の周囲にある筋肉は緊張し続けます。首の筋肉が常に緊張していると首の筋肉はどんどん疲労が溜まります。疲労が溜まった筋肉は筋肉本来の柔軟性が無くなっていき血行も悪くなっていきます。この疲労して柔軟性が無くなって血行が悪くなった筋肉は、硬くなっていきます。

【知ってた?頭は重いって】首が回らなくなった本当の原因

でも急に筋肉全体的が硬くなっていくわけではありません。筋肉は直径は0.01mm~0.1mmの筋細胞が集まってできています。疲労が溜まって柔軟性が無くなるとこの筋細胞の一つから柔軟性が無くなり硬くなります。この筋細胞が硬くなってしまった場所が多くなると、硬結と呼ばれる凝りの塊となります。凝りの塊が大きくなると私たちがイメージしやすい筋肉は動かない状態になっていきます。

首が回らないと感じたら

 ストレートネックなどの首の姿勢の悪さは必ず首の筋肉にも負担をかけています。その首にかかる負担が常に筋肉の疲労に繋がり、その結果首にある筋肉が動かなくなってしまう。その為に首を動かそうとしても首が回らないと感じる事になります。

【知ってた?頭は重いって】首が回らなくなった本当の原因

首に関係する大きな筋肉としては僧帽筋があります。僧帽筋は肩こりや首こりによって起こりやすい緊張性頭痛にも関係する筋肉です。首が回らないと感じた時、首が回らないように予防する為にも毎日行う事をお勧め致します。動画はこちらからご覧ください。

突発的な怪我によってだけでなく、日々の疲れによっても体は動きが悪くなっていきます。何だか急に首が回せないと感じる前に毎日ストレッチをする事や運動を行う必要があります。当院では一人一人の体のお悩みに対し効果的なストレッチや運動の指導、筋肉の緊張を緩める施術を行っています。

もしふとした時の体の不調をどうすればいいのか。お悩みの際にはお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

大場接骨院

大場接骨院では様々な病院、整骨院、接骨院、整体院で元に戻ってしまう、変わらなかった痛みの原因に真摯に向き合います。
何処に行けばいいのかわからないその悩み苦しさ痛みを、原因の根本から改善し来院時とお帰りの際の変化を感じられる施術を行っています。