足の後ろ側が痛くなる原因は
足の後ろ側が痛くて膝が曲げられない事はありますか?
最近階段を昇り降りする際にも膝を曲げると足の後ろ側に痛みがあって、後ろ向きで降りている
膝を曲げようとしても足の後ろ側が痛くて、湿布を貼ってみても何だか痛みが変わらない
そんな足の後ろ側の痛みはどうして起こっているのか?どうする事が一番改善になるのか?
膝の関節を動かす際には、前と後ろの筋肉が弛緩と緊張をそれぞれが行っています
膝を曲げる際には、太ももの前側の筋肉が弛緩する事で伸ばされ、逆に太ももの後ろは膝の裏を引っ張るように筋肉を縮ませる為に緊張させます
つまり膝を曲げようとした際に足の後ろが痛くなる時の原因は、この膝を曲げる為の筋肉を縮ませる事が出来なくなっている為に痛みを感じています
筋肉として正常な働きが出来ない事での痛みの場合は、湿布などを貼っていても痛みに変化は起こりません
痛み止めの成分が入っている時には貼っている事で痛みを感じにくくなっていますが、痛みを止めているだけなので貼っていなければ痛みがすぐ起こります
逆に膝関節の周辺に痛みがある場合には関節の動きによって炎症が起こっている事が多い為、湿布を貼る事で炎症を抑える事が出来、湿布を一定期間使用した後に痛みは減少している事が多いです
膝の構造や痛みについての解説はこちらをご覧ください
痛みの原因が炎症によるものか、それとも筋肉などの疲労や緊張によるものかによって冷湿布などで炎症を抑えるのか、それとも軽く運動をしたり患部を温めたりするなど対処法が変化していきます
改善の方法は血流を良くする事
膝を曲げる事で足の後ろ側が痛くなる原因として、筋肉が正常に縮む事が出来なくなっていると説明をしました
ではどうすれば筋肉が正常に動くようになるのでしょうか?
それは痛いからと安静にするのではなく、筋肉の血行を良くする必要があります
筋肉は緊張と弛緩を繰り返す事で、関節を動かす作用以外にも血液を流すポンプの作用を持ちます
筋肉を動かさない事でこのポンプ作用が働かないと、筋肉内にも血液が少なくなります
血液には酸素などの筋肉に必要なエネルギーを生み出す為の栄養が含まれており、この栄養が少なくなると筋肉は正常な働きが出来なくなります
膝を曲げる時に足の後ろ側に痛みがある時には、安静にして湿布を貼るのではなく、必ず温めて血流を良くする事が改善に繋がります
怪我をして炎症が起こっていない時に、安静にしたり冷やす事は血行を悪くして、より症状の悪化に繋がります
痛いと思う箇所を温めつつ、痛みの出ない範囲で膝の曲げ伸ばしなどを行う事で、筋肉が正常に働くようになり継続する事で膝の曲げ伸ばしがしやすくなります
※注意としては自己判断で行った場合には、膝の痛みが悪化する場合もある為、一度は整形外科や接骨院に受診をお願いします
最後に
筋肉や靱帯は膝関節を動かす事と、逆にそれ以上膝の関節が無理な動きにならないようにも付いています
何らかの原因で一部の筋肉に負担が掛かり続けると、必ずどこかの箇所に痛みを生じます
痛みがあると、そこから連鎖的に様々な筋肉や関節などの軟部組織の問題を引き起こします
膝の関節だけでなく、足が上がりにくくなったり、股関節が痛くなったりする事も考えられます
大切な事は、毎日の生活で起こる負担をどう減らすのか?疲労が溜まり続けないように解消するのかです
体は怪我によって痛みが起こるだけでなく、日々の生活習慣によって少しずつ体に負担や疲労が溜まっていく事でも痛みを引き起こします
溜まった負担や疲労は解消しなければ、必ず体の何処かの痛みに繋がります
是非体をストレッチや運動でケア、接骨院などでのメンテナンスする事を忘れずに行っていきましょう