股関節
胡坐で股関節が痛くなる人と痛くならない人の何が違うのでしょうか?
胡坐の姿勢には股関節の外旋が必要になりますが、股関節の位置が人によって変化しています
股関節の位置とはどのような事か?
まず股関節は骨盤と大腿骨で構成されて骨盤に斜めに窪みがある寛骨臼に大腿骨に対して斜めの骨頭が嵌まるような形をしています
他の関節よりも特殊な形状をしており、この形状によって股関節の可動域が大きくなっています
そして股関節に対して大腿骨が前方に捻るように角度がついており、それを前捻角として大体14°程度あって小児ではこの角度が増加し、高齢者では減少します
前捻角の増加と減少では
前捻角が増加すると、骨盤に対して大腿骨は通常よりも更に前に捻るような状態で内股気味になっていきます
足全体が内側に捻られるような状態になってしまうと、胡坐の姿勢になる為には通常の股関節よりもより大きく外側に広げる必要が出てきます
逆に前捻角が減少していると増加している時と逆にがに股気味になっていきます
股関節の可動域が前捻角の増加、減少によって根本から変化する事があります
胡坐が出来ない時の改善方法
胡坐という股関節が問題となりやすい姿勢で股関節に痛みがある時に、前捻角の問題を取り上げました
この前捻角の増加が特に胡坐の姿勢になる為に問題となる事がありますが、この前捻角の増加によって内股のような状態でも太ももやお尻などが緊張しやすくなっています
日常生活で常に内股気味になっていると太ももの前や鼠径部なども内側に縮みやすく、逆に太ももの外側やお尻は引っ張られる事になり張りやすくなっていきます
改善の為には仰向けで両足を左右に倒すような運動、太ももの内側や外側をストレッチする事が大切です
太ももの内側ストレッチ
足の重さを利用してゆっくり伸ばしていく太ももの内側のストレッチです
出来る範囲で足を広げていきましょう
注意点としては股関節の可動域を広げる為に無理をする事はやめましょう
体を捻るストレッチ
引っ張られやすいお尻や太ももの外側ストレッチして柔軟性を維持していきましょう
この動きも無理せず自分の出来る範囲で行ってください
股関節は可動域の増減が他の関節よりも複雑になりやすい場所です
普段から股関節周りの筋肉をストレッチしたり、股関節を動かすような運動を続ける事で股関節の可動域をアップ、維持する事が可能です
是非ストレッチや運動を継続して行うようにしていきましょう