肉ばなれってどういう怪我?
肉ばなれは太ももの大腿四頭筋やハムストリングスなどが股関節や膝を動かした際の筋肉を動かした際に起こりやすい筋肉の損傷、怪我となります
筋肉の損傷が動作時に起こり、その部分に急な痛みを感じます
重症度によって様々な腫れや皮下出血が現れ、膝や股関節を動かしたりする事で痛みを感じます
完全に筋肉が断裂した際には筋肉に凹みを触れる事もあります
損傷程度によってⅠ度からⅢ度までありⅠ度:軽度な痛み、筋腱の最小限な損傷、Ⅱ度:筋力や可動域の制限と筋腱の損傷、Ⅲ度では大きな負荷によって筋腱の断裂となります
徒手検査、計測では膝関節の可動域を腹臥位(うつ伏せ)で行います
軽度:膝が90°以上屈曲が可能、中等度:90°未満の屈曲制限、重度:45°以下の屈曲制限で判断していきます
特に中等度以上においては痛みのために股関節が屈曲する尻上がり現象がみられる事もあります
肉離れになったら
肉ばなれではまずは筋肉内での損傷がある為、次の日などから内出血によって驚き不安になる場合もあります
まずは筋肉内からの出血を抑える為にアイシング、挙上と荷重をかける歩行を制限する安静が大切です
筋肉の損傷が落ち着く、内出血が痛みの出る部分から少なくなって下にさがってきた時期からは関節や筋肉を動かすストレッチングや筋肉の再訓練、筋肉を温め血行を良くする温熱療法を組み合わせて行っていきます
治りかけの筋肉を少しずつ動かす、痛みの出る範囲を確認しながら行う事が重要になってきます
期間としては重症度によって変わってきます
肉離れは
- 筋肉の疲労
- 微小でも筋肉が損傷している
- ウォーミングアップをせずに急に体を動かす
- 筋の柔軟性が無くなっている
- 下肢の長さが違う
- 電解質(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム)の枯渇
- 左右の筋力のアンバランス
などが考えられます
肉ばなれの予防においてもこれらの原因を極力なくす事が大切です
怪我からの復帰には動作によっての痛み、可動域制限がなくなってからになります
怪我をしてしまったら、極力無理せずに少しずつ体を動かして今後怪我にならないようにメンテナンスやケアを行うようにしていきましょう
怪我をして痛い、早く治して部活などスポーツに復帰したい時には当院までお気軽にご相談ください