急にかかとが痛くなった
特に何もしていなくて夜もストレッチをした後、足を付いたとき急にかかとに痛みがあった!
え!?なんで急にかかとが痛くなるんだろう?
ぶつけたかな?そんな記憶もない…
でも足に体重が掛かるとすごく痛い!
そんな時のかかとの痛みは何が原因なのか?
どうするのが良いのかを解説していきます。
かかとの痛み
かかとの痛みの原因となるものはどういうものがあるのでしょうか?
足底腱膜炎
まず一つ目はかかとに付く足底腱膜の硬さによって起こる足底腱膜炎です
足底腱膜は足の裏に付く腱膜で、腱の付着部であるかかとの部分に炎症が起きる事で痛みになります
足底腱膜炎はランニングなどの外力が何度も繰り返し加わっていく事で発症する為、炎症が治まるまでは安静にし腱膜の柔軟性を戻していく必要があります。
足根菅症候群
足のくるぶし付近にある足根菅と呼ばれるトンネルがあり、そこを脛骨神経枝が通ります。
この脛骨神経枝が通るトンネルにはくるぶしである内果、そして屈筋支帯で構成されています。
このトンネルの部分が、何らかの原因で狭くなる事で神経も絞扼され痛み、痺れの原因になります。
絞扼の原因としては、外傷、足根骨の癒合、過度の回内足、ガングリオン等の影響が考えられます
アキレス腱滑液包炎
アキレス腱の踵側の付着部には、腱の摩擦を軽減する為の滑液包が二つあり腹側に踵骨後部滑液包、背側にアキレス腱皮下滑液包となります。
この滑液包が長時間の歩行等で摩擦であったり、圧迫であったりと刺激を受ける事で炎症が起きます。
靴の問題によって起こる事が多く、靴の見直しや履きなれた靴を長時間歩く際には選ぶようにしましょう。
踵骨脂肪体の弱化
踵には体重を支え踵の骨にダメージが行かないようにクッションの役割を持った脂肪体が存在します。
この脂肪体が荷重や足のアーチの変化によって弱くなって厚みが無くなったり、荷重の継続によって脂肪体が中央から外側に広がってしまう事で踵の骨が直接当たりやすくなって痛みになる事があります。
脂肪体自体を動かすようにマッサージや足のアーチ不足をインソール等で補う事で、脂肪体の厚みをサポートしていき痛みの軽減を図ります。
改善ストレッチ
自宅で出来るかかとの痛みを改善するストレッチを紹介していきます。
かかとが痛くなる原因を上げてきましたが、身体の後面の筋肉の硬さによって重心がかかとよりになる事でも原因の一部になる事があります。
その為身体の後面特にふくらはぎやハムストリングスの柔軟性を保つためのストレッチが効果的となります。
腓腹筋のストレッチ
ふくらはぎの筋肉である腓腹筋を伸ばすストレッチです。
踵だけを床に付け、背筋を伸ばしたまま上半身を前に傾けていきましょう。
踵が痛い時は床にタオル等を敷き、無理しない程度にストレッチしてください
ハムストリングスのストレッチ
ハムストリングスは太ももの後ろにある筋肉で骨盤から膝裏の下に付く筋肉の為、緊張が強くなると骨盤を後ろに引っ張るような状態になります。
また立っている姿勢の際には腓腹筋と筋膜で繋がりやすくなる為、腓腹筋と同様にハムストリングスの柔軟性を維持する事が大切です。
大場接骨院では
当院では上記の原因の可能性を調べ、適切な指導や手技療法、電療によって症状の軽減を図ります。
また接骨院では難しい場合には整形外科への受診を促す事も行っています。
原因が分かれば対処法も考えられます。
これらの原因に思い当たる場合は、それぞれの対処をして頂くかお近くの整形外科、接骨院等に来院してください。
名取市や仙台市であれば、是非一度当院までご連絡ください。