初めに

気が付いたら腕が上がらなくなってしまっていませんか?
左右で腕の上がりに差が出ていたり、腕を上げると引っかかってそれ以上腕が上がらない。
その原因は一体なんでしょうか?
原因とは、改善する方法、大場接骨院での施術内容を説明していきます。
腕が上がらない原因は?

腕を上げようとする際に、肩の関節は肩甲骨と腕の上腕骨からできていて、その上腕骨を内から外に捻るように動かして腕を上げようとしていきます。
上腕骨と肩甲骨がうまく動かない状態では、そのまま腕を上げていくと骨と骨がぶつかってしまいます。
ぶつからない様に骨が捻る事で、上手く関節が動きます。
腕を上げようとする際には、その関節をスムーズに動かせるようにする必要があります。
肩の関節は複雑で、時には五十肩などの症状がある場合がありますのでその解説も行っていきます。
腱板損傷
スムーズに動かせなくなる症状としては、例えば肩甲骨には腱板という筋肉が付きますが、この筋肉の中で関節で挟まれやすい筋肉もあります。

それがこの画像にある筋肉の中の棘上筋になります。
この棘上筋が腕を上げようとする際に挟まれることが多くなると、挟まれている部分で炎症が起きてしまいます。
炎症が起きていると肩の関節を動かした際に痛みが出てしまうようになります。
引っかかりを感じる場合も、肩の関節で骨と骨同士や筋肉の緊張、肩の中にある滑液包と呼ばれる滑りを良くする組織の炎症、そして挟まれてしまう事で筋肉の炎症の結果であると考えます。
五十肩

五十肩では原因がはっきりとせずに、急に現れたり徐々に現れるものです。
肩の変形、筋の萎縮等が少なかったりなかったりしており、腫れや熱感もありません。
ただ日常生活ではエプロンの帯を結ぼうとしたり、洗濯物を干す、後ろにある物を取ろうとする動きが難しくなります。
五十肩では三つの段階があり、初めに炎症期と言い2~12週間程度の期間に痛みがあり日中、夜間ともに痛みがあり痛みによって肩の動きが制限されます。
二番目が拘縮期で3~12か月と長くなり、筋肉が拘縮する事で肩の動きが制限されます。
痛み自体は減っていますが、寝返りなどの際に痛みが出て起きてしまう事もあります。
三番目に解氷期で徐々に肩の動きが良くなっていき、夜の痛みも減っていく時期になります。
五十肩では血行の悪さから痛みが強く出る事が多いため、温める事がまず推奨されています。
基本的に炎症期には冷やす事が普通ですが、五十肩では初めの炎症期でも肩の動きを制限した上で保温が必要になります。
寝ている時に痛みが出る時には、寝ている姿勢例えば仰向けで痛くなる場合は腕の下にタオルを置いたり、浮き輪のようなものを腕に付けて寝ている姿勢で血行が悪くなる事を防ぐとともに保温をする事が有効です。
石灰性腱炎
石灰沈着性肩周囲炎といい、腱や滑液包、腱膜等の関節の周囲にある軟部組織にアパタイト結晶が沈着し炎症になるものです。
腱板に沈着して石灰物質が肩の滑液包にまで漏出して炎症を引き起こします。
特徴としては40代から60代の女性に多く、突然起こる夜の強い痛みがあります。
改善方法では
まずは五十肩や腱板損傷、石灰性腱炎に関しては自己判断せずに整形外科や接骨院に相談するようにしましょう。
これらの症状ではないと思っていても、実は五十肩だったり、腱板損傷の後遺症の場合もありますので注意してください。
肩の周囲や腕の筋肉の硬さが元に戻っていないと肩の関節の動きは悪いままになります。
最も重要になる事は肩甲骨と肩甲骨から腕に付く腱板と言われる筋肉を柔らかくしていく事です。


結構難易度が高いので四つん這いではなく腕を斜めに上げて反対の手で引っ張るようにすると同じように肩甲骨が伸びます。

大場接骨院では

まずは五十肩や腱板損傷等の症状が無いかを鑑別していきます。
五十肩では日常生活での保温、痛みが出ている範囲の血行を良くする施術を行っていきます。
石灰性腱炎の疑いがあるものは整形外科への受診をお勧めしていきます。
腱板損傷では程度によっては整形外科へ一度受診をお願いする形になります。
これらの症状がみられない場合は、肩の周囲や腕、背中の筋肉の影響が考えられる事から硬くなっている筋肉を柔らかくしていき柔軟性や血行を良くしていき、姿勢の改善の為に必要な施術を行っていきます。
猫背などの姿勢の悪さから肩甲骨の位置が変化し、その影響で周囲の筋肉が硬くなっています。
姿勢の悪さは肩や背中だけでなく、腰回りや股関節、足にかけても起こり、その影響も考えられるため全体的な施術を行い改善していきます。
大場接骨院では、痛みの原因、理由を見つけ改善までを行っていきます。
何かお困りのことがあれば是非大場接骨院へお越しください。