首や肩は姿勢の影響を強く受けやすく、また脳からの神経もあるため筋肉が硬くなってしまうと神経の圧迫から痛み苦しさが表れやすくなります。
立っている時、座っている時どちらでも常に頭を支えるために筋肉を使います。
寝ている時でも首の筋肉を使っています。
これで筋肉が疲労していきます。
疲労した筋肉は段々と硬く柔軟性がなくなっていきます。
そうするとどうなるでしょうか?
本来は背骨や首の骨はS字状になって頭や身体の体重を筋肉と一緒に支えています。
これが骨の周りにある筋肉が硬くなる事で段々と真っすぐになっていきます。
真っすぐになった首をストレートネックと言います。
この真っすぐになった首になると、首の骨が真っすぐの状態で頭の重さを支える事になります。
S字状で骨を使って支えていた重さを筋肉の負担が強くなってしまいます。
首が真っすぐだと少し前に頭が出るようになります。
そうなると特に首から背中にかけての筋肉が凝りやすく、頭が前に出ている事で筋肉以外でも背骨も丸く猫背の姿勢になります。
こうなると首肩背中は常に伸びた状態を維持する為に筋肉を緊張させてしまいます。
これが苦しさ、凝りやすさの原因になります。
この状態が続けば続くほどに凝り、苦しさが出やすくなってしまいます。
又この姿勢の悪さから首肩だけでなく腰や下半身と全身に痛み、辛さが表れます。
この状態は原因が姿勢の悪さから来るため、何故苦しいのか、何故痛くなるのか、何時からなのかがはっきりしません。
まず姿勢を良くする為には、緊張しやすい状態を改善した上で日常生活の見直しを行います。
何年もその姿勢で生活しているため癖がついているので、初めは大変ですが姿勢を良くしていくと凝りやすさや苦しさは減っていくと思います。
もし苦しさが常に続いていたり、すぐ戻ってしまう場合は一度毎日の姿勢を少し良くしてみてはいかがでしょうか。