なぜ腰をほぐしても、その後また腰が痛くなるのか?

例えば初めにぎっくり腰等の怪我で腰の筋肉を傷めたとします。

この場合は痛めた筋肉を安静にしたうえでその周囲で緊張している筋肉の緊張を取っていきます

痛めた筋肉がすぐ治ることはないので、段々と日常生活で痛くないように動いたり安静にするため動かないようになります。

今までは痛みがない事で筋肉をしっかりと使えていたのですが、使わなくなると筋肉は弱くなっていきます。

そうなると弱くなった筋肉を補うために、頑張らなくてはいけない別の筋肉が段々と疲労していきます。

弱くなった筋肉は弱いままで動かされず、どんどん弱く筋肉としても細くなっていきます。

又疲労している筋肉は、硬くなり血行が悪くなってしまいます。

こうして使われる筋肉が変化していきます。

腰が痛くなった初めの原因は腰の筋肉を傷めた事ですが、時間が経って痛みがあるのは痛めた筋肉が同じように傷ついているからではない事です。

ここで元々使われていた弱くなってしまった筋肉の多くは深部の筋肉(インナーマッスル)です。

体を動かしていく中で、骨に近い場所についている深部の筋肉(インナーマッスル)で動きを安定させていきます。

これが弱くなってしまうと、この深部の筋肉(インナーマッスル)を使わずに腰にある大きな筋肉をよく使うようになります。

大きな筋肉を使う事が多い事で血行が悪くなり筋肉の柔軟性がなくなり、例えば前かがみや座って立ち上がる際に痛みが出てしまいます。

痛みの原因が始めは腰自体を傷めたことであっても、身体は治る力があります

安静にする事で治る時間は個人差がありますが、必ず筋肉も治ります

治ったはずなのに痛みがあるのは、治るまでの間の日常生活の変化です。

極論では接骨院や整形外科に行かずとも筋肉の損傷だけであれば、治ります。

自分もですが、もし違う病気だったらどうしようと思うので整形外科や接骨院に行ってみると思います。

もちろん力入れてもその筋肉が動かなかったり、めちゃくちゃ痛い時は絶対整形外科行った方がいいです。

この場合筋肉の損傷というよりは断裂の可能性が高いので、自分の所に来たとしても断裂の度合い等では救急車呼ぶかもしれません。

最後に腰の痛みが続く原因は生活の変化による筋肉の弱体化です。

疲労している腰の筋肉をほぐす事で一時的に良くはなりますが、原因が筋肉の弱体化から来ているので日常生活の見直し、疲労している筋肉以外の弱くなっている筋肉にもアプローチしていく必要があると自分は考えます。

最終的には筋肉の再教育と筋力トレーニングを行う事で、再発予防と痛みの原因を取り除くことが可能です。

注意点としては大体腰痛い時は他の筋肉も使っているので、全体的にほぐしたほうがいいという事です。

自分は探しながらの施術を行うので、短時間でパッと良くなるような事は出来ません。

しかし悩み、苦しさ、痛みがありましたら、是非ご相談ください!

この記事を書いた人

大場接骨院

大場接骨院では様々な病院、整骨院、接骨院、整体院で元に戻ってしまう、変わらなかった痛みの原因に真摯に向き合います。
何処に行けばいいのかわからないその悩み苦しさ痛みを、原因の根本から改善し来院時とお帰りの際の変化を感じられる施術を行っています。