まず初めに腱鞘炎とは?ですが、腱鞘炎とは腱と呼ばれる筋肉が細くなっている部分の炎症になります。
スジのほうがイメージしやすいかもしれません。
この腱は細くなっているので周りにある骨で擦れやすい所に腱鞘という鞘、トンネルのようなものがあります。
このトンネルを腱が通っていて動いてもトンネルで守られています。
腱や腱鞘が周りの骨に擦れ、刺激を受けると腱や腱鞘が硬くなっていきます。
腱や腱鞘の一部が硬くなってしまうとその硬くなった腱や腱鞘が周りの骨等とより当たりやすくなります。
その繰り返しで腱に刺激が加わると少しずつ炎症になり、痛みに繋がります。
痛みがある状態は基本的に安静です。
手首、指の使い過ぎで、炎症が起こっているのでこの部分を揉んだりしても炎症を強くする結果になりやすいです。
この場合は痛みが出ている腱の筋肉部分の血行を良くしていきます。
腱が硬くなる場合は筋肉にも問題がありますので、筋肉からのアプローチで腱にも良い影響を与えます。
次に必要になるのは手首の使い方です。
手首だけを使って物を持っていると必ず手首が痛くなってしまいます。
素早く何度も持ったりする場合は特に手首だけを動かしてしまいます。
動作を見直す事で腱鞘炎はなりにくくなります。
手首を動かすのではなく肩から肘を使う事です。
手首を固定するようにして持ち上げてみてください。
手首を細かく動かさないように、腕全体を使う事で手首の炎症、負担を減らし再発を予防します。
最後に使わないようにしていると痛みが減ってきますが、そこでまた同じように使ってしまうとまた炎症が起き痛みが強く出てきます。
痛みが無くなっても手首を使わずに腕全体を使う事を忘れないようにしてください!