はじめに
小さなお子さんが少し目を離した際に、いきなり泣き出して腕を触ろうとすると激しく泣き出したりした事はありませんか?
またはぐずっていた子供をの手を急に引っ張ったら、激しく泣き出してしまった経験はありませんか?
小さな子供ではさっき何をしていたのかを教えてもらう事が難しいですよね。
この時に腕を守るように持ったまま動かないようにしていたりしませんか?
原因が分からず、何故泣いているのかもわからない状態になると不安になりますよね。
どこが怪我しているのか調べようとすると泣き出してしまう。
そんな時に考えられるのが、肘の脱臼です。
原因は腕を引っ張られることにあります。
子供がいきなり泣き出した後に、腕を守るように持ったまま動かないようにしていたりしませんか?
この時点で肘が脱臼している状態、肘内障になっているかもしれません。
小さな子は全身が柔らかかったりするのですが、骨もまた柔らかくなっています。
だからちょっと引っ張ったりするだけで脱臼します!しかもクセになりやすいので、注意が必要です。
又自分の体重だけでも脱臼してしまうので、腕を体の下にして転がるだけでなったりします。
脱臼以外の可能性もあります。
原因が腕を引っ張ったことであっても、脱臼以外の可能性を考える必要があります。
例えば肘周りに腫れがあったりする時は脱臼ではなく骨折の可能性もあります。
また抱き上げようとした際や鎖骨を触って泣き出す時は鎖骨が折れている場合もあるので、注意してください。
接骨院での施術について
まずご両親に話を聞いたうえで、先程の骨折の可能性を確認していきます。
骨折の可能性がないと判断した場合は整復を行っていきます。
脱臼を整復すると泣き止みますが、肘を触ったり動かすときは基本的に泣き出します。
痛みというよりは不安感で泣き出します。
知らない人が腕を動かすので怖がるのでしょう。
しっかり整復できたかは飴を脱臼したほうの手で持ってもらい、これで動かせるなら整復終了です。
整復後には
接骨院での施術後には必ず病院を受診してください。
接骨院では脱臼、骨折は応急処置が可能であり診察、レントゲンで確認してください。
又しっかり嵌らなかったりすると、またすぐ脱臼して動かすと痛くなって泣き出します。
整復後は冷シップを貼って安静にしてください。
原因が腕を引っ張る事や遊び方になるので、原因になりそうな行動を注意するようにしてください。