まずは整形外科へ
鎖骨の高さが左右で違うと感じた際にはどうすればいいでしょうか?
まずは鎖骨がどうなっているのかを確認する為にも整形外科など病院への受診をしましょう
鎖骨は鎖骨の外側で肩甲骨の肩峰、鎖骨の内側では胸骨の胸骨端を靱帯で繋がれていて、胸骨と肩峰の間にほぼ水平に位置している関節です
それぞれの靱帯も、胸骨端の下に肋鎖靱帯、肩峰端に肩鎖靱帯や烏口鎖骨靱帯があります
交通事故やスポーツなどで衝撃を受けた際に脱臼や骨折する事も考えられます
直接の衝撃だけでなく手や肘をついた時に鎖骨が骨折したり脱臼する事もあります
なのでまずは整形外科で鎖骨が骨折していたり脱臼していないか確認してください
骨折や脱臼をそのままにしていると鎖骨の位置がずれたまま治ってしまう変形治癒になって、その後の肩こりや倦怠感、腕などに放散痛が出たり、肩の違和感の原因となります!
骨折や脱臼の確認は当院など接骨院でも可能ですが、最終的に整形外科への受診をして頂いております
まずはレントゲン等による画像診断を受けた上で、接骨院などを利用するようにしてください
鎖骨全体に左右差がある時(骨の変形や姿勢)
では脱臼もしていないとなった場合、鎖骨が何故左右で高さが変わるのでしょうか?
それは姿勢が関わっています
例えば太ももの片方の筋肉が緊張が強くなる事で、このふとももの筋肉の影響で骨盤が片側だけ前に傾きやすくなります
この片側だけ土台である骨盤が前に傾いていると背骨が若干捻りが加わっている状態になっていきます
つまりこの捻りによって姿勢の変化が生まれ、姿勢の変化から鎖骨にも左右差が起こる事があります
更に姿勢の変化によって背骨や骨盤が一定の位置で固定され、動きが制限されていると骨には体重などの重さが一部に加わってしまい骨が変形していきます
骨は負荷がかかり続けると骨自体が変形していきます
この負荷が長期間かかり続けていると背骨などが骨の変形によって曲がっている状態になっていると、肩や鎖骨の高さに左右差が起こります
骨の変形は負荷をより早く軽減する事や正しい姿勢に見直す事で、元の骨に戻る性質があります
なので変形しているからと諦めるのではなく、正しい姿勢を保てるように姿勢の見直しをしていきましょう
鎖骨の外側の高さが左右で違う(靱帯の緩み)
鎖骨の外側の高さが左右で違う事もあります
この場合の原因として考えられる事は、靱帯の緩みによるものがあります
靱帯はとても強い組織で関節を支えて一定以上に動かないようにしていますが、日常生活で例えばタイヤなどの重い物を持ち上げるような事が多いと靱帯にも負荷がかかりやすくなります
重い物を持ち上げようとしたりする動作によって、鎖骨の関節や靱帯に引っ張りの力が加わります
これは重い物によって肩が下がらないように支える為に力を入れ続けると、首の周囲にある筋肉などや肩にある筋肉を緊張させ唯一筋肉がほとんどない鎖骨の外側部分の関節に上下の力が加わり続けます
その習慣が続く事で、少しずつ鎖骨にある靱帯が伸ばされて緩んでいきこの緩みによって鎖骨の外側が飛び出してくると、鏡を見た際に「なんだか左右の鎖骨の高さが違う?」となります
この場合には靱帯の緩み自体は改善する事が難しいですが、例えばテーピングなどで鎖骨の外側を抑え鎖骨の外側に負荷をかけないようにするなどの日常生活での見直しや靱帯の代わりとして関節を支える為の筋肉トレーニングが重要になります
鎖骨につく筋肉には僧帽筋などがあり、僧帽筋のストレッチはこちらをご覧ください
最後に
皆さんの周囲には病院だけでなく接骨院、整骨院、整体院、治療院など様々な医療機関やリラクゼーションの為のお店があります
明らかな怪我、骨折や脱臼などがある場合には必ず整形外科に行くと思います
ですが、別に骨折も脱臼も思い当たらないけど何だか最近鎖骨の高さ違う?と思った時にはどうすればいいのかわからない場合はどうでしょうか?
近場で整形外科よりも接骨院などにまず行ってみるのでしょうか
ですがまずは整形外科などの病院へ行きましょう
骨の変形や骨が脆くなっているなどの疾患が隠れている可能性があり、それは接骨院や整体院ではわかりません
骨粗しょう症についてはこちらをご参照ください
早めの治療が重要になる場合もある為、まずは病院へ行きその上で接骨院などを利用するようにしてください
接骨院や整体院では体の負担を減らす、体の治る力を取り戻す為に血行を良くしたり、筋肉の緊張を緩める事やストレッチや適切な運動を指導する場所と当院は考えております
なので病院に行くまでもないけど、何だか最近気になる体のお悩みに関してもご相談頂ければ適切な対応をさせて頂きます
怪我による体の痛みから、痛いわけでない体のふとしたお悩みまで是非大場接骨院にご相談ください